我が子を『井の中の蛙』にしないためには


あなたがもし、英語を話せないとしても、日本で普通に生活する分には不便を感じていないかもしれません。

しかし、本当にそうでしょうか?

たとえば、ここ数年、日本を訪れる外国からの観光客は右肩あがりで増え続けています。政府観光庁の統計によれば、2016年の訪日外客数は24,039,000人だったそうです。

訪日外客数 推移:政府観光庁

これだけ海外からのお客様が増えると、ちょっとしたアルバイトでさえも、場合によっては英語でのコミュニケーションが必要になります。流暢な英語ではなくても、最低限「英語で簡単なやりとりができる」人材が求められるのです。

個人的な体験ですが、夫の実家へ帰省した際、いつもの馴染みのラーメン屋さんに立ち寄ったところ、外国人のお客さんがいっぱいで驚きました。田舎のおばちゃんですら、カタコトながら英語で注文をとっている姿に『国際化』という言葉がぐっと身近に感じられた瞬間でした。

というわけで、我が子に狭い世界しか知らない『井の中の蛙』になって欲しくなければ、この記事を読んでみてください。

日本語と英語では得られる情報にはこんなに差がある

アクセスできる情報量は桁ちがい!

オンライン上にはたくさんの情報が溢れていて、知りたいことは何でも検索すれば答えが出てくるように思えるかもしれません。

しかし具体的な数字で見てみると・・・

英語のコンテンツが全体の52.3%なのに対して、日本語はわずか5.7%しかありません。単純に考えれば、英語が理解できれば、日本語のおよそ10倍の情報にリーチできる、ということです。

たとえば、科学的な研究結果などは、英語では無料で最新の情報が公開されているのに対して、日本では公開されていたとしても何らかのビジネスに繋がっていることが多いなど、得られる情報の質にも大きな差があるのが現実です。


(出典:Wikipedia Languages used on the Internet

脱!島国根性、視野を広く持とう

CNNやロイターなど、世界のニュースサイトの中には日本語版を見ることができるものもあります。

しかし日本語版で扱われているュースは、日本に関するもの、日本人が関心のあるものを中心に提供されています。

ためしにロイター通信で「Earth 地球」で、それぞれ検索してみると・・・

◆ 英語版:検索結果 9,824件

◆ 日本版:検索結果:808件


と、これだけの差があります。情報量の差だけではありません。

先ほども述べたように、日本語版でピックアップされるニュースは、どうしても日本人目線で選ばれたものが中心になります。

そのため日本語の情報にしかアクセスできなければ、世の中を見る際の視野が狭くなりがちです。世界の多様な文化や宗教を背景に持つ人達は、何に関心を持ち、どんなことを考えているのか。それを知ることで、本当の意味での教養や知性が身につき、豊かな心が育まれるのではいでしょうか。

一流大学の授業だって無料で受講できる

ハーバード、スタンフォード、MITなどアメリカの名だたる大学では、オンラインで授業を行っています。これらの授業は生徒だけでなく、大学に通うことのできない人たちに無料で提供されています。

英語が理解できれば、将来、留学して海外の大学で学べるだけでなく、日本にいながらにして「世界の知」を学ぶことも可能になるのです。

iTunes U

Appleの教育アプリ。

iTunes Uの『U』はUnivercityのUです。オックスフォード、イェール、MIT、世界中の一流大学はもちろん、東京大学をはじめとした日本の大学の授業も観ることができます。

写真はハーバード大学の「HARVARD UNIVERSITY on iTunes U」です。

Udacity

Udacityは、元スタンフォード大学教授のコンピュータ科学者セバスチャン・スラン(Sebastian Thrun)が中心となって立ち上げた、オンライン講座のプラットフォームです。

コンピュータサイエンスと数学に特化した授業を公開しています。講座は、Google、Facebookなど、業界のトップ企業と協業して設計しており、講師は業界の第一人者ばかり。

一流の講師から無料で最新の知識を学ぶことができるのです。

その他にも探すと、無料で学べるオンライン講座をたくさん見つけることができます。

まとめ

以上のことから、将来、あなたのお子さんが英語を理解できれば、

  • より多くの質の良い情報にアクセスする
  • 世界を広い視野で捉える
  • 多様な考え方や文化を理解しようと努める
  • 家に居ながらにして最新の知を学ぶ

ことが可能なります。

それは、生きる世界が変わることに繋がります。

今よりもずっと大きく、広い、豊かな世界へ・・・

だけど、どうやって子どもに英語を教えたらいいの?という方は、ぜひ下のボックスからメールアドレスを登録してみてください。

元通訳で翻訳家、学力は全米トップ0.1%でトライリンガルの息子を育てた、マミ〜ことランディー・由希子がその秘訣をお届けします。

(執筆:IBEA野呂由希子)