英語が苦手で発音が不安だって、読み聞かせしをしていいんです!

子どもには、きれいな発音の英語を身につけて欲しい。だからネイティブ以外の発音は聞かせ無い方が良いのでは?そんな心配から、英語絵本の読み聞かせをするかどうか、迷っているお母さんも多いのではないでしょうか。

でも、『ネイティブみたいにきれいな発音じゃなければ恥ずかしい』というのは、時代遅れな考え方なのです。

ネイティブの英語ですらキレイな発音とは限らない

このビデオでは、イギリスの少年が24種類の「訛った」英語を披露しています。同じイギリスでも出身地域によって英語のアクセントに特徴があります。他にも、アメリカ、イタリア、ドイツなど、国ごとの訛りも上手に再現しています。日本人の話す英語も登場しますよ。

実は少ない!ネイティブ・スピーカーの割合

そもそも、世界中で英語を実用レベルで話すことができる人間は、全体の25%ほど。世界の総人口がおよそ70億人ですから、そのうち25%の17.5億人が英語を話せるという計算になります。

さて、この17.5億人のうち『英語が母国語である』ネイティブ・スピーカーの人口がどれくらいかと言うと、わずか22%に過ぎません。残りの78%は『非』ネイティブ・スピーカーというわけです。


Harvard Business Review 2012.10をもとに作成

世界の英語人口のなかで、ネイティブ・スピーカーの方が少数派というのが、21世紀の現実です。

さらにネイティブ・スピーカーでさえも、イギリス、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど、国によってそれぞれ特徴のあるアクセントで、英語を話していることを考えれば「これがネイティブ英語の発音」と決めることすら難しいと言えるでしょう。

英語を話す人のうち、8割弱が『非』ネイティブ・スピーカーである現代、きれいな発音にこだわる必要はありません。

親子で会話しながら(合間の会話は日本語でOK)読み聞かせをすることは、日常のなかで、英語に触れる時間を習慣とするだけでなく、子どもの言語能力、思考能力を伸ばすための下準備にもなります。

発音にこだわらず、楽しく英語絵本の読み聞かせを始めてみませんか?